革新的な分解能
弱陽性細胞集団を検出
Navios EXのエレクトロニクスデザイン(特許取得済み)は、6ディケードの感度で広範な細胞集団を検出できます。20ビットのエレクトロニクスによる1,048,576チャンネルのダイナミックレンジにより、さまざまなアプリケーションに対応できます。またデジタル波形処理のサンプリングレートは40 MHzなので、1イベントのパルスに対して十分なデータサンプリングが行えます。この20ビット40MHzのエレクトロニクスデザインは、高いイベントレートであっても、測定エラーを減らし、感度と分解能を確保することができます。約25,000イベント/秒においても、Navios EXのエレクトロニクスならイベント処理効率は90%を維持します。高精度・高効率のデータ処理により、高速測定と同時に、信頼性の高い処理を行うことが可能になり、短時間・少量のサンプルで結果を取得できます。
イベントレートの違いによる分解能 SPHERO社のRainbow Calibration Particlesを用いてグラフ中に示したレートで測定を行いました。高いイベントレートにおいても分解能の低下は示されませんでした。(eps = イベント/秒)
NaviosEXの革新的な高感度前方散乱光
NaviosEXは、革新的な光学デザインにより2種類の前方散乱角度のデータ取得が可能です。デフォルトのWide(1~19°)設定は、リンパ球とデブリを分離する必要があるようなイムノフェノタイピングのアプリケーションに適しています。Narrow(1~8°)設定は、より大きな粒子の測定に最適です。Navios EXは、Wideの前方散乱シグナルを独自の方法で増幅し、さらにエレクロトニクスと488 nmレーザーのノイズを抑えることで、サブミクロン粒子の散乱光検出が可能です。


高感度前方/側方散乱光。Navios EX独自の高感度前方散乱光の設定を用いると、0.4ミクロンの粒子を明確にノイズから区別できました。さらに、4ミクロンの粒子を0.5ミクロンの粒子を前方散乱光で明確に判別できました。